Voyager Worldwideがシンガポールに初のVoyager Living Labを開設
新しいイノベーション/共同イニシアチブでは、IMOが掲げる二酸化炭素排出量の削減目標をサポートするために、港間の航海の最適化とジャストインタイム入港に焦点が当てられます。
Voyager Worldwideは本日、シンガポールに初のVoyager Living Labの施設を開設しました。Voyager Living Labは、ユーザー主導の海運イノベーションを奨励、実現、支援するための共同イニシアチブであり、特に港間の航海の効率化と脱炭素化に重点を置いています。
Voyager WorldwideのCEOであるKent Leeは、シンガポールで行われた開設特別イベントにおいて、「デジタル化の恩恵を受けるためには、海運業界内部でさらなるつながりを持ってさまざまな関係者間での情報共有を可能にし、業務効率の向上、コスト削減、二酸化炭素排出量削減を実現していく必要があります。私たちは、業界のさまざまな関係者が協力することで初めて、デジタル化の可能性を最大限に引き出し、組織にとって最高の価値を生み出すことができると考えています」と述べています。
Voyager Living LabはMPA、SSA、シンガポールのPier 71 Accelerator Programmeと連携し、海事関連の新興企業のための育成環境としても役割を果たします。こうした新興企業は、既存の海運関連組織と協力して、さまざまな海運関連の課題に対する革新的ソリューションを開発していくことでしょう。
また、Voyager Living Labは、海運関連教育機関とも連携し、インターンシップの機会を提供したり、大学院生向けのプログラムやプロジェクトを支援したり、海運関連の学術・研究イニシアチブに協力したりして、海運イノベーションの推進に必要な人材の育成を支援する予定です。
このLiving Labは、アイデアや試作品、構想、新製品を実際の状況でテストするためのさまざまな設備や機器を備える、2240平方フィートのスペースも提供します。また、イノベーションや海洋技術関連のイベント、会議の場としても利用可能です。Living Labには次のようなサービスもあります。
- クラウドベースのITインフラとデータリソースへのアクセス
- Living Labの技術パートナーやデータサービスプロバイダーからのサポート
- Voyager Worldwideの現地研究開発部門や製品チームからのサポート
- 収容人数に応じて選べる、多彩な会議室設備
- コーヒーとスナックが無料
特筆すべきは、Voyager Living Labは開発者、ユーザー、パートナー、その他のコワーカーたちが集まってブレーンストーミングや各種判断、ソリューション開発などを行うことができる、24時間いつでも自由にアクセスできるコミュニティスペースであるということです。利用をご希望の方は、www.voyagerww.comにアクセスして詳細をご確認ください。
Voyager Living Labの共同プログラムでは、官民の海運分野から志を同じくする団体を招いてコミュニティや当プログラムに参加いただき、参加団体によるスペースの利用やVoyager Worldwideとの連携を通じて、最適な航海ソリューションでジャストインタイム入港と脱炭素化を実現する世界の構築を目指しています。
詳細は下記担当者にお問い合わせください。