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September 22, 2022

ニュース, Press Releases

Voyager Worldwideがシンガポール海事港湾庁と提携し、航海最適化ソリューションとジャストインタイム入港のための共同イノベーションを促進

Voyager Living Labがシンガポールのイノベーションエコシステムに参加し、スマートな航海最適化ソリューションの開発、効率的サプライチェーンのサポート、そして二酸化炭素排出量の削減推進に貢献します。

Pictured from left to right are: Mr Sarumaru Yasuhito, Group Managing Director and CFO of Cornes & Company, Mr Kent Lee, CEO, Voyager Worldwide, Mr Teo Eng Dih, Chief Executive Officer, Maritime & Port Authority of Singapore, Mr Chee Hong Tat, Senior Minister of State for Transport & Finance

 

シンガポール、2022921日。Voyager Worldwideがシンガポール海事港湾庁(MPA)と提携し、署名した覚書に基づいて航海の最適化やジャストインタイム入港をサポートする共同イノベーションを促進しています。Voyager Worldwideは、拡大しているシンガポールのイノベーションエコシステムの一部として設置された、Voyager Worldwideの新組織であるVoyager Living Labを通じて、海運業界の課題に取り組むために必要とされる改革を推進します。

Voyager Living Labは、港間の航海効率を向上させることに特化した改革および共同イニシアチブです。このイニシアチブは、海運業界のイノベーションを進めるために連携する世界中の関係者のバーチャルコミュニティですが、構想立案、研究、試験を通じて海運技術を育成・促進するために、独自の施設や仮想インフラを含む2240平方フィートのスペースも有しています。

開設式で主賓として挨拶したChee Hong Tat財務・運輸上級相は、The Voyager Living Labは、双方に利益をもたらすパートナーシップを促進するための有用な基盤となり、海運企業が見込みのある構想を本格的なビジネスへと発展させるうえで役立つことでしょう」と述べています。

Voyager Living Labの共同プログラムは、MPAやシンガポール船主協会(SSA)と連携し、新興海運企業と大手企業を結びつけてさまざまな海運関連の課題を解決したり、Voyager Living Labのリソースや財政的支援を自由に利用できるようにしたりする、事業支援環境も整備していく予定です。

SSAは、Voyager Living Labの外部活動を支援する産業界のパートナーとして参加します。SSAのデジタルトランスフォーメーション委員会(DTC)の委員長であるTeo Teng Seng氏は、Voyager Living Labとのパートナーシップ関係を歓迎しています。これにより、我々のメンバーは業界共通の問題にVoyager Living Labと協力して取り組み、海運のイノベーションに向けて有意義な貢献を行うことができるようになります。さらに、DTC Start-Ups Engagement Initiativeを通じて、その他のふさわしい新興企業の参加を支援します」と説明しています。

また、Voyager Living Labは、海運関連の教育機関と密に連携し、インターンシップの機会提供、大学院生向けのプログラムやプロジェクトの支援、海運関連の学術・研究イニシアチブへの協力などを通じて、海運イノベーションを推進する人材の育成を支援する予定です。

コロナ禍が始まって以来、港湾の混雑は悪化。物流の遅れと異常気象も重なり、港湾側が対処し切れず船舶は待機を余儀なくされたため、サプライチェーンは輸送需要の重圧に苦しんでいます。そのため、正確な入港予測がこれまで以上に難しくなり、港湾外での平均待機時間が増加し、出荷の遅れと二酸化炭素排出量の増加を招いています。

サプライチェーンの関係者は、ジャストインタイム到着を達成するために、航海の最適化の必要性を認識しています。この最適化は、大幅なコスト削減や効率化を実現し、「2100年までに海運業界の二酸化炭素排出量の傾向を逆転させ、排出量を実質的にゼロにする」というIMOの目標を掲げる、持続可能な海運・港湾産業の構築に寄与することになるでしょう。

Voyager Worldwideの最高経営責任者であるKent Leeは、「海運の脱炭素化という課題は非常に大きなものであり、海運、港湾、陸上輸送のサプライチェーンにまたがります。最適な航海管理ソリューションが中心的役割を担うことは明らかです」と述べ、Living Labへの投資、そしてシンガポールのMPAや世界各地のパートナーとの連携は、変化する世界に対応するうえで役立っています」と付け加えています。

重要なのは、Voyager Living Lab、海運研究、開発、イノベーションの3つの主要機能を果たす自由に使えるスペースになるということです。

  • Voyager Living Labは、海運コミュニティが抱える問題を把握するための研究スペースとしての機能を果たすようになります。
  • また、海運業界が抱える問題の解決に向けた、アイデアの創出、設計、新しいソリューションの検証を行う創造的スペースとしても機能するでしょう。
  • シンガポールのLiving Labにある実際の実験台、そして海運関係者のオフィスや船舶などを通じて、構想の実証、試作品のテスト、ソリューションの試験運用、イノベーションの影響評価などができる環境が提供される予定です。

また、Voyager Living Labは、イノベーションや海洋技術関連のイベントの場としても活用されます。Voyager Worldwideは各種海運関連団体に対し、簡単なオンライン予約システムを通じて無料で利用できるVoyager Living Labのスペースをご案内しています。このスペースは、ミーティングやワークショップ、デモ、イベントなどにご活用いただけます。利用をご希望の方は、www.voyagerww.com/livinglabにアクセスして詳細をご確認ください。

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